No.03 世界基準で通用する、旅におすすめのサングラス
2026.01.27
長年旅で愛用できる逸品を「究極の三択」として紹介していく本連載。第3回目となる今回のテーマはサングラス。プロダクトとしてのサイズは小さいが、顔における占有面積は大きいサングラスは、人に与える印象のインパクトもおのずと大きくなる。ふと訪れるシチュエーションに相応しい品格と、長時間掛けていても疲れない品質が共存するサングラスが今回の主役である。
旅においてサングラスは欠かせないアイテム。普段と違う陽射しを受けることもあるし、ファッションも楽しみたい。しかし、慣れない土地で過剰に目立つのも避けたいところ。デザインは奇抜さよりも普遍性を優先に、ウェリントン、ボストン、ラウンドといった定番の玉型を選択するのが正解。本稿では世界基準で自信を持てる定番サングラスを3つ紹介していく。
誰でも似合うサングラスへと進化した「レイバン」ウェイファーラー
「オリジナル ウェイファーラー クラシック」(29,040円)。
世界一有名なジーンズがリーバイスの501ならば、サングラスのそれは間違いなくレイバンのウェイファーラーだろう。ジェームズ・ディーンやオードリー・ヘプバーン、ボブ・ディランにマドンナなど、古今東西・老若男女、多くのセレブリティが愛用を公言してきた定番モデルだ。
誕生は1952年。それまで機能に基づいた商品展開をメインにしてきたレイバンが初めてファッション用途のウェリントン型サングラスとしてリリース。メタルフレームが主流だった当時のアイウェア業界に現れたセルフレームの一本はたちまちヒットし、スタイルを持つ人たちのマスターピースとなる。
個性の表現のためにサングラスを作ったレイバン。1960年代からその勢いは加速していった。
そんなキング・オブ・サングラスは、時代と共に“あらゆる人に似合う”存在へと進化していった。現在ではアジアの人たち用の「ローブリッジフィット」が用意されており、形はそのままに、かけ心地のみをアジア人の顔にもフィットする仕様になっている。また、鼻の高さやテンプルの先端を立体的にすることにより頭をホールドするようになったところにも注目したい。
「ローブリッジフィット」の「オリジナル ウェイファーラー クラシック」。
耳を掛ける部分であるテンプルをキツく設計することでズレ落ちてくるのを防ぐ。
「ローブリッジフィット」は、USモデル(ハイブリッジフィット)とフロント、ブリッジのカーブは同様だが、フロントの傾斜が若干USモデルより緩く設計されている。さらにノーズパッドを厚く盛ることで、ウェイファーラーの雰囲気を損なうことなくフィット感を上げている。
「ニュー ウェイファーラー クラシック」(38,060円)。
そして「オリジナル ウェイファーラー クラシック」を基準に、少し小ぶりにした「ニュー ウェイファーラー クラシック」や、ノーズパッドの形状やテンプルのカーブをさらに最適化し、フレームやレンズの色、刻印などを自由に選べる「カスタム ウェイファーラー イーズ」。さらにはテンプルを極端に太くして存在感を高めた「メガ ウェイファーラー」など、デザインも多様に展開。最近ではラッパーのエイサップ・ロッキーとコラボした「ウェイファーラー パファー」も話題となっている。
モダンな「ウェイファーラー パファー」は12色のフレームカラーを展開(30,800円)。
2000年以降、世界でもっとも売れているサングラスがウェイファーラーだと言われているのだから、元祖にして最高峰と言って差し支えないだろう。
ちなみに「WAYFARER」とは「旅人」を意味する言葉。本稿で真っ先に紹介したくなる一つの理由である。





