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コックピット日記

【ボーイング787型機】お客さまにもパイロットにも快適な環境を提供する“やさしい”新鋭機

2026.02.13

JAL機長にインタビューし、操縦する愛機の魅力とそれに向き合う姿勢を聞くコラム連載。飛行機の特性や操縦の魅力を通して、空を飛ぶ仕事の奥深さをお届けします。

ボーイング787型機機長

嶋雅彦

運航本部787運航乗員部室長。1996年入社。1999年、ボーイング767型機でパイロットデビュー。ボーイング777型機で機長昇格後、2012年から主にボーイング787型機の乗務にあたる。

就航前から一緒に過ごした愛すべき“じゃじゃ馬”

従来機に比べ大幅に軽量化された機体構造や先進的な機内サービス環境により、JALの基幹機となっているボーイング787型機。今回ご紹介する田嶋雅彦は、2012年から同機の機長を務めている、787型機を知り尽くしたパイロットです。

「それまで乗務していた777型機からの移行訓練を受けたのは、787型機がJALに就航する前のことでした。新造機ということもあり訓練中はチューニング箇所も多く、たとえるなら“じゃじゃ馬”を乗りこなすかのように、メーカーの方々と一緒に改善作業を繰り返したことも、今ではよい思い出です。それだけに私にとって787型機は、愛情を注いで育てた我が子のような存在といえます。初期からJALの787型機に乗務するパイロットなら、誰しも同じような愛着を抱いているのではないでしょうか」

訓練中は苦労もあったそうですが、一方で新鋭機の性能に感嘆した点も多々あったそう。特に驚かされたのが、エンジンのカバー後部にギザギザの形状を施した「シェブロン・ノズル」を採用した新型エンジンの“静かさ”だったといいます。

「コックピット内でいちばん大きいのはエアコンの駆動音なんです。それが静かになると、これまではエンジンの音が聞こえたのですが、787型機の場合はエンジンの静音性が非常に高いため、ほぼ無音と言って過言ではない状態になります。それだけに最初は『エンジンが停止しているのでは?』と不安を感じるほどでした」

787型機がパイロットにとっても“快適”な機体である理由とは

静かさもさることながら、コックピットの“快適さ”も787型機の魅力とも。

「787型機に乗務するようになって、特に感じたのは体にかかる負担の違いでした。客室と同様に、787型機はコックピット内も従来機より高い気圧と湿度が維持されています。ですから、長距離フライトでも乗務後の疲労感が格段に少ないんです。これは、787型機に搭乗されたことがあるお客さまなら、きっとご実感いただけるのではないかと思います。また、787型機は777型機と比べても操縦支援機能が大幅に進化しており、例えば高度や速度の維持をするための操作がより精密に自動化されています。つまり、ご搭乗されるお客さまだけでなく、私たちパイロットにとっても787型機は“快適な”飛行機といえるのです」

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